Before (改善前)
小型のカバー・パネル等を製作する際に多い問題ですが、小さな部品をスポットする際、十分なスポット代が無く1点のみの溶接となってしまう場合があります。
上記の場合8×20mm程の小さな部品2つをスポットするのですが
・スポット代が小さい為、1点での溶接になり強度が安定しない。
・部品自体が小さい為、固定しにくく溶接の際に部品の位置がズレ易い。
といった問題が有ります。
V
After (改善後)
この2つの部品を繋げて1つの部品とすることで、
・2点の溶接となり強度が安定する。
・しっかりと指で押さえられるのでズレ難い。
・まとめて曲げられるので曲げの工数が減らせる。
・トータル部品点数が減り、コストダウンが可能。
という利点が有ります。
POINT(要約)
このように、小さな製品の場合に限らず様々な場合において、近くの部品を繋げることでスポットの作業性を改善できる場合は少なくありません。ただしデメリットとして
・曲げ形状が複雑になる。
・材料の歩留りが悪くなる。
といった別の問題に繋がる場合もある為、注意が必要となります。