Before (改善前)

機械加工で深さ15mmのポケット加工をする場合、非常に時間がかかってしまうことが問題となっていました。

産業用機械・装置カバー製品では、よく機械加工によるポケット加工の指示がされているものがよくあります。しかし、上記の図面のような深さ15mm のポケット加工は工程に時間がかかり加工コストが高くなってしまうことが問題となっていました。

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After (改善後)

15mmの深いポケット加工も3枚の板金をレーザー加工と溶接で積層をすることで、加工を容易にすることができます。同時にレーザー加工の活用で加工コストも下げることができます。

今までは機械加工によるポケット加工で製作していたところを、レーザー加工と溶接による積層加工とすることで加工コストを下げることができます。上記の図面からも分かるように貫通させた板をレーザー加工で切断し、各部品を最後に溶接にて接合をしました。効果的にレーザー加工を使用することで、加工コストの削減につながります。

POINT(要約)

機械加工で厚板を加工する場合はプログラムの設計や削りだしを行う時間が非常にかかります。そのため、製品の品質や性能に問題がない場合は、複数の板金をレーザー加工で切断しそれを積層することで、ポケット加工のような厚みのある部品の加工を代替することをお勧
めいたします。