Before (改善前)

カバーの取付において、フレームの精度はとても重要になってきます。カバーとフレーム一式を同一加工先に依頼される場合、検証ができるのですが、それぞれに加工先が違う場合、フレームの精度をいかに保つかがポイントとなります。フレームを設計される際、図面上にとくに接合部についての指示がない場合、図面通りに製作するため、冶具が必要になったり、寸法精度にばらつきが生じやすくなります。

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After (改善後)

フレームの加工精度を上げることにより、カバーの組付け精度が向上し、品質が安定します。溶接個所に切り込みを入れ、立体パズルを組み上げるように溶接を行うことにより、部品の取付方向間違いや、寸法精度の向上が見込めます。また、切りかけ等を用いて位置決めを行ってもよいとの注記があることにより、展開方法が変わり、未然に不良を防止することができ、作業効率が上がります。

POINT(要約)

部品を接合する場合、溶接方法や溶接をする場所の形状がポイントとなります。部品を組み合わせるための部品形状とその方法(溶接にするか、嵌め合いにするか)など、設計段階において最適な方法を選択することが重要です。部品を組み合わせる目的を果たし、尚且つ最もコストと品質の良い方法を模索することが望ましいです。