Before (改善前)

製作が難しい寸法公差

産業用機械、専用機械などの製品では、コストダウンのために機械加工から板金部品へ変更する製品がよくあります。しかし図面の寸法公差が機械加工のままになっていることが多く、寸法のバラつきの多い曲げ工程などではその公差を維持し続けることが厳しく工数も増え加工コストが高くなる原因になっていました。

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After (改善後)

安定した加工ができる寸法公差

機械加工から板金加工に変更する際は、加工のバラつきを考慮して図面も変更することが望ましいです。曲げ工程など寸法のバラつきが出る場所の公差は±0.15以上が必要です。実際に使用する製品がこの公差で問題なければ加工時間が短縮され、コストダウンにも繋がります。

POINT(要約)

産業用機械、専用機械などの製品で機械加工から板金加工にする際は、必要最小限の寸法公差を意識することで加工ロスが減りコストダウンに繋がります。