Before (改善前)

左図のようにタレパンには様々な金型があります。加工会社がどのような金型を常備しているのかを事前に把握しておかなければ、注文のたびに新たな金型を注文することになりかねません。

大型の工作機械カバーや産業用機械・装置カバーは特注の金型を製作して製造することもあります。しかし、ロットも小さく特注の金型を製造していてはコストが合いません。また、特注の金型の製作を依頼していては納期も延びてしまうことが問題となります。

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After (改善後)

よく使用する標準金型の一覧表などを加工会社からもらうことで、設計の段階から金型を意識した設計が可能となります。これにより、特注金型の注文も抑えることができます。

事前に自社が保有する標準金型の一覧表を提示しております。設計の段階から、自社の保有する標準金型をご覧頂いた上で図面を作成していただき、通常ならば特注の金型を使用して製作する必要のあるカバー製品も標準金型で製作できる可能性があります。

POINT(要約)

製造依頼先の保有金型を把握した上で図面を作成することは非常に重要です。金型はコストがかかる上に納期も非常にかかります。設計者が図面を描く段階からできる限りの部品を標準金型で製造できるようにすることがポイントとなります。